システムオールグリーン

二次創作をメインにコツコツやっていくつもりです。 なのでそういうのが苦手な方はドロップタンクと外部兵装をすべて投下し、エンジン出力全開アフターバーナーをオン、にして逃げてくださいw

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コミケ無料配布SS「鍵」

コミケで無料配布したSSを公開させていただきたいと思います。

では続きよりどうぞ


『鍵』

朝、ほぼ岡部と同時に教室にはいってきたハルヒ、あの長いハイキングコースを走って来たのだろうか、
息が上がり、顔が少し赤くなっている。
「おはよ、キョン」
「おう、きょうは遅かったな」
「ほら、ホームルーム始めるぞー」
結局岡部の一言によって朝の会話はあいさつを交わすだけとなってしまった。
ハルヒがここまで遅くなるなんて珍しいこともあるものだ。
今日は何かいつもと違うことでもあるんかね?
頼むから大事じゃないといいんだが…
・・・
・・

ためになるのかならないのかわからない英語の授業を適当に聞き流しハルヒのほうを向く。
必要となればこいつに聞けばなんとでもなるような気がしたからだ。他意はないぞ
なぁハルヒ
『んー?』
いったいさっきから何をやってるんだ?
『んー」
なぁ・・・ハルヒ?
・・・
結局授業中はいくら話しかけてもどこかそわそわしていた。
こんな形でここまで落ち着きのないハルヒははじめてだった。
そして放課後

放課後になったのも知ってか知らずかハルヒはずっとそわそわしてふと鞄を見たり引き出しを見たりしていた。
『なぁハルヒ』
『なによ?』
あーなんだ?今日はSOS団はどうするんだ?
『うん…いくわよ』
そう言うととぼとぼと部室まで後ろをついてきて鍵を開けるとそのままの調子で椅子に座りまたそわそわと鞄を見たり引き出しを見たりしていた。
・・・
・・

なぁハルヒ
「ねぇ、キョン。」
いつもとちがい覇気のない弱々しくどこか困っような声で突然話しかけてくると返事も待たずに
「鍵・・・見なかった?」
鍵なぁ・・・確かコイツは自転車できてはいないはずだから家か部室の鍵だろうか?
いや、部室はさっき鍵を開けるのに使ったはずだから…
「うちの鍵なんだけど…」
こいつが鍵っ子だったとははじめて知った。
そういえばコイツは普段家にいるときはどんなことをしているんだろうか…
『ねぇ…キョン?』
わずかな希望をもって聞いたのかもしれないが残念なことに俺は鍵のありかを知らなかった。
いや、見てないぞ?
『…そう…よね』
すっかりしょげた表情でそういうととぼとぼと自分の席に座った。
あんな顔を見せられたら余計な一言をかけてしまうのも無理ないだろう。
『なぁ、俺も手伝うか?』
「え?・・・いま・・・なんて?」
驚いたような戸惑ったような表情で聞いてくる。
「だから、俺も探してやる」
「いいの?」
あぁ
ハルヒには暗い表情は似合わないからな
するとぱぁぁっという効果音が聞こえてきそうな勢いで笑顔になる。
全くよく表情の変わるやつだよ。
「とりあえずどこを探したんだ?」
『うん、ポケットと鞄と引き出しの中』
そうかぁ…
とりあえず足元の辺りを見てみるが鍵らしいものはない。
もう一回探してみていいか?
『うん』
結局鞄の中にも引き出しの中にも、教室や部室の床も隅々まで見たが鍵はどこにもなかった。
こりゃ外も探さないとダメかもなぁ…
幸いにも学校にも学校の前の坂にもほとんど人は残っておらず好きなだけ探せそうだ。
さてと、ハルヒ、どうす『キョン!あんた制服が』
ん?あぁ、このぐらいの汚れならなんてことないさ
『でも!』
いいんだ、それより鍵がないと困るんだろ?
『うん…でももう大丈夫だから…』
え?
『親を待てばすむ話だし…』
そうか…
『だからもう帰っていいわ』
お前はどうするんだ?
『え…えーっとそう!用事を済ませてから…』
その用事ってのは鍵探しか?
『うっ…』
やっぱりな。俺も探してやるから
『え?で、でも時間も遅いし…それに親を待てばいい話だから…』
だったらうちに来るか?時間まで
『えっ、えぇぇ!?キョ、キョンの家に?』
そう言うと顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
あー嫌だったか?
『ううん!嫌じゃない!嫌じゃない!』
わかったわかったからそんなに必死になるな、もう鞄まで持ってるし…じゃあ行くか
『うん!』


すっかり暗くなったハイキングコースを肩を並べて歩く。二人っきりでこういうことをするのはいつ以来だろうか なんて考えていると
『ねぇキョン』
ん?
(あ、り、が、と、う)
『何でもない!』
そうかい
でも俺はわかってしまったんだ
ありがとう
か…
家からは部屋の明かりが漏れていた。
そろそろ飯の時間か…

『キョンくんおかえりーっ!』
あぁ、ただいま
『おじゃましまーす』
『ハルにゃんもおかえりーっ』
『え?ハルヒちゃんも来てるの?キョンもちゃんと連絡しておきなさい。そうしたら出かけておいてあげたのに…あ、ついでだから一緒に食べて行ったら?』
『え、いやそんな』
『いいからいいから食べていきなさい』
・・・
・・
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