システムオールグリーン

二次創作をメインにコツコツやっていくつもりです。 なのでそういうのが苦手な方はドロップタンクと外部兵装をすべて投下し、エンジン出力全開アフターバーナーをオン、にして逃げてくださいw

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冬コミでの無料配布SS

前回の冬コミで無料配布したSSになります。
お楽しみいただければ幸いです。 では続きよりどうぞ。



『勉強』
2年の中盤あたりに差し掛かり、俺たちの中でもなんとなく受験というのをなんとなくでも考え始める時期になっている。
SOS団はというとこちらもどことなく受験を意識し始めているようである。
それに朝比奈さんは受験のまっただ中である。
ハルヒはというと四六時中受験のことばかりは良くないと朝比奈さんを気遣ってはいるがやはり意識せざるをえない様だった。
そんなハルヒが
「ねぇ…キョン、あんた大学ちゃんと考えてるの?」
唐突にそんなことを言い出したのだ。
「勿論大学には行こうとは思ってるが…」
「…そう…」
そう言うとしばらく難しい顔をして黙ってしまった。
ここまで深く考えるハルヒというのも珍しい。
普段からよく表情が変わるやつだとは思っていたが、考えている最中もコロコロと良く表情が変わるんだな。
「キョン!」
急に大きな声で呼んだかと思うと、その大きな瞳で見つめてくる。
その目に俺はまるで吸い込まれるような感覚を覚えていた。
…だから…
「今週からあんたんちに行って勉強教えてあげるから!」
なんて言ったのをすっかり聞き逃してしまっていたのだった。

「でだ…」
「何よ?」
「あー…なんで…ここに?」
今日は完全に休みで家でゆっくりできるんじゃなかったのか?
「…はぁ…」
深いため息をついたかと思うと「やれやれ」とでも言いそうな目で
「あんたんちに行って勉強教えてあげるって言ったじゃない…」
とそんなことを言い出したのだ。
「…まぁいいわ。とりあえず今日から毎週来るから。」
そう言い切ると
「おじゃましまーす!」
と家の中に入っていくのだった。

「相変わらず殺風景な部屋ねぇ…」
悪かったな…
「まぁいいわ。そのほうが集中できるでしょ。そうねぇ…じゃあ、とりあえず学校で使ってる問題集あるでしょ?あれ出しなさい。」
意外にもハルヒが指定したのは学校で使っている問題集だった。
「そんなんでいいのか?」
「確かにそんなに難しい問題じゃないけど基礎を勉強するには十分でしょ?だいたいあんたは基礎ができてないじゃない。」
ぐっ…
「さ、ほら!開いた開いた!」
ハルヒはそう言うと俺のカバンの中からゴソゴソと勉強道具を取り出し始めた。
そのぐらいは自分でやるって…
「いいのよ!あんた一人でもたもた出してるよりこのほうが早いでしょ!」
そう言い切ると数学の問題集とノートを机の上に広げ
「じゃあまずココからこの問題。20分で解きなさい。いいわね? じゃあスタート。」


…まるでわからん…


「はい、そこまで。」
見たことはあるような数式だったがほとんど解けなかった。
…ほんとにこれ基本問題なのか?
「じゃあ答え合わせするわね。」
そう言うと俺の横に来た…お前伊達メガネなんて何処から出したんだ?
そんな俺の疑問を無視してどんどん採点をしていくハルヒ。その表情はいつになく真剣であった。
「…うーん…あんたこのあたりから躓いてたのね…」
最後の問題にペケをつけると赤ペンを置いてそう言ってきた。
「特にこの問題。これ今後も使うわよ?」
その問題苦手なんだよなぁ…
「しょうがないわねぇ…じゃあ…見ててあげるからこの問題。もう一回解いてみなさい。」
そう言うとハルヒはシャーペンを俺に握らせ、ノートを目の前に広げたのだった―――



「うーん…そうじゃないのよ…先にこっちを計算して…」
悪いがわからんものはわからんのだ…
「そんな事言ってる暇があるんならせめて身体で覚えなさいよ…まったく…」
う…すまん
「さ、もう一回ここまでやったら休憩にしましょ。」


「はい、終わり。休憩にしましょ!」
そう言うとお盆に載せられた飲み物や菓子類を出してきた。
そのぐらいはやるぞ。教えてもらってるのにさすがにそんなものまでやらせるのは…
「そんなこと気にしなくていいの。…はい、どうぞ。」
お…あ、あぁ…ありがとう
「ど…どう…いたしまして」
いまのはヤバかった…ハルヒがあんな顔をするなんて…
・・・
・・

沈黙が続き…すごく居心地が悪いぞ…
ちらっとハルヒの顔を盗み見るとハルヒと目があってしまった。
「そ、その…あ、味…どうだ?」
「う、うん。わ、悪く無いわよ」
「そ、そうか…」
話が続かん…
「…なんか…言えよ」
「…あんたが言いなさいよ…」
「…なぁ…」
「…な、なによ?」
「じゃあなぁ…」
ふと俺は普段なら聞かないような質問を思い浮かべてしまって…
「なんで教える気になったんだ?」
「…え?」
予想外の質問に困ったかと思うと急にまた顔を真赤にして
「や、え・・・えーっと・・・」
狼狽えてプイとそっぽを向いてしまった。
これは…まずかった…か?
「キョン…あ、あたしね…怖いの…その…あんたと…離れるのが…」
ハルヒ…
「高校に入るまではそうじゃなかったの。でも…あんたと会ってからは違うの…」
そう言うと顔を俯けてしまった。
そんなハルヒを…俺は…どうしようもなく愛おしく感じでしまって…
・・・
・・

ギュッ…
「っ・・・ちょっと!」
少し…このままでいさせろ…
「…しょうが…ないわね…」
そう言うと体重を預けてきた。
・・・しっかしこれは・・・やばい・・・
「おまえ・・・暖かいな・・・」
「…ん…」
「まだ…こうしてていいか?」
コクッ・・・
こうしていると普段はグイグイ馬鹿力で引っ張っていくが
体は丸みを帯び、出ているところはしっかりと出ていて改めてハルヒが女の子だというのを気付かされる…
正直いつまでもこのまま耐えていられるか…
「…キョン…その…」
…え?…
「…えーっと…その…」
これ・・・は・・・
「えっと・・・」
もしかして・・・
「んっと・・・や、な、なんでもない!」
え?
「そ、そろそろしましょう。お、おわんなくなっちゃう」
え…あ、あぁ…そうだな
「ほ、ほら。席について。さっきやったところ。もう一回やるわよ。」
あ、あぁ・・・
・・・
・・

「さ、今日はこの辺しておきましょ。」
おぅ
「じゃあ、あたし、今日は帰るね。」
「あ、あぁ ありがとうな」
ハルヒは自分の持ち物をカバンに入れ終わると、俺の横に立ち、
そわそわしながら
「あ、あの…さ…」
なんて声をかけてきた。
「ねぇ…そ、その…さっきの…さっきの…つづ…」
なんて顔を真赤にして言ってきたもんだから
ギュッ…
「んっ!…」
・・・今日の俺はらしくないな…
・・・
・・

ところでこれはどこまでやっていいんだろうね?
「…意気地なし…」
ハルヒともっと近づくにはまだまだ時間がかかりそうだななんて思ったり…
「キョン!」
「なん…んっ…プハッ」
「…ふふっ変な顔」
なんてことはない…多分…

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