システムオールグリーン

二次創作をメインにコツコツやっていくつもりです。 なのでそういうのが苦手な方はドロップタンクと外部兵装をすべて投下し、エンジン出力全開アフターバーナーをオン、にして逃げてくださいw

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新カテゴリ「頂き物」です。
このカテゴリには皆さんからいただいたものをUPしようと思います。(もちろん許可をいただいてですよ)

今回は「新・ソーコムランド」の管理人でいらっしゃいますマクレーンさまよりハルキョンSSを多数いただいております。
この作品は私、護衛艦あしがらの受信した電波を利用してSSを書いてくださいました。ありがとうございます。

ちなみにかなり甘く、完成度も高いです。詳しいことを言うのは避けますが読まないと損すると思います。そのぐらい良作です。

ではまず1作目です。続きよりどうぞ




「ねえキョン、海まで行かない?」


『空からの贈り物』

信じられないほど暑い今日。多分今鍋焼きうどんを食べたら確実に死ぬだろうな。脱水症状で。

SOS団の活動もお盆休みに入り、久しぶりにゆっくり寝ようと思った矢先、団長からの電話だ。

海ね。暑いから行ってもいいが、2人で行くのか? それともSOS団でか?

「あたしとしては、2人がいいな~なんて・・・」

普段聞いたことのないような可愛らしい声が返ってきた。

この時俺の中でハルヒが恋愛対象の上位に組み込んだ。というよりトップになった。

やばいやばい、俺の鼓動はハルヒに聞こえてないよな?あいつが超能力者じゃない限り大丈夫だ。


「いいぞ、2人で行こう。明日10時にいつもの場所な?」

「え・・あ・・・うん! 遅れてきたら死刑だからね!」


電話を切って落ち着いて考える。これってデートなのか?

俺は今までデートなんぞしたことないからよく分からんが・・・。

まぁこんなことをハルヒに言ったら 『はぁ!?馬鹿じゃないの?』なんて返ってきそうだ。

あぁ・・恐ろしい・・・





・・・
・・



さて、自転車に乗りいつもの場所へと向かっている俺。

なんちゅう暑さだ・・・ アイスどころか俺の脳みそまで溶けそうだぜ・・・

自転車に乗ると風に当たるため幾分マシになるかと思ったら大間違いだった。

照りつける太陽の中自転車に乗るのはただの自殺行為だ。覚えとけよ?



俺が到着すると、ハルヒはすでにいた。しかし、いつもの不思議探索のハルヒと少し違う。

いつもは『遅い!』ムードがむんむん漂っているが、今日は・・・穏やかだ。

むしろ、ハルヒは笑顔で俺を待っているようだ。ふむ、珍しい事もあるもんだな。

「よう」

俺が声を掛けると、「遅いわよ」と返ってきた。やっぱりいつもと雰囲気が違う。

「すまんな。じゃあ行くか。バスか?電車か?」

「何言ってるの? あんたが送って行ってくれるんでしょ?」

は?

オレガオクッテイク?

んなこと一言も聞いとらんぞ・・・


「文句言わない。団長命令よ!!」

やっぱりいつものハルヒだった。







「キョン、もっとしっかり漕ぎなさい!」

ぜーぜーはーはー言いながら自転車に乗っている俺。

その後ろでのんきに鼻歌を歌っているご機嫌のハルヒ。

海まで・・・あと10km・・・ こんなこと毎日してたら絶対痩せるだろうな・・・

「何よ、あたしが重いっていうの?」

誰もそんなことは言ってない。むしろハルヒは軽い方だ。

だが、一応高校生なんだ。自分の体の重量+ハルヒの重みが加わるわけで、疲れるに決まっている。

「それ以上言ったらこうよ。そりゃ!」

ハルヒが体を揺さぶりはじめる。待て!自転車がこける。

「うるさい。あんたのせいなのよ!」

ちょっと待て。もしこけてお前の可愛い顔が怪我したら大変だろ?だからおとなしくしとけ。

「へっ!? キョン・・今なんて言った?」

おっ、なんだかハルヒがおとなしくなったな。ところで俺は今何を言ったっけ?

脳内整理中・・・

『可愛い顔が台無しだ』


俺は何を言ってるんだ・・・ いやっ、事実なんだがわざわざ口にだす必要はないじゃないか・・

どうやら俺の脳みそは完璧に溶けたみたいだ。馬鹿になっている。

「ねぇ・・・ 何て言ったの?」

「あぁ・・・知らん。それより本当にこけたら危ないからしっかりつかまっとけよ?」

「うん・・」

ハルヒは大人しくなり、素直に俺の腰に手を回す。

うん、俺が緊張してきた。疲れが一気に吹き飛び、さっきの発言による恥ずかしさと、

この体勢の恥ずかしさに押しつぶされそうだ。




さて、集合場所から自転車で1時間ちょっと。やっと海に到着した。

俺はもう汗まみれだ。気持ち悪・・・早く泳ぎたい・・・

「さっ、キョン、思いっきり泳ぐわよ!!」

ハルヒはすでに水着に着替えており、俺の手を引っ張って海岸へと向かう。

着替えるからもう少し待ってくれ・・・。






・・・
・・








楽しい時は時間が過ぎるのは早い。

まぁハルヒと一緒にいれば、疲れるが楽しい事ばかりだしな。今日はとてもよかったよ。

「ホント!? よかった~。あたしが無理やり誘ったから嫌々来てるんじゃないかって思ってたのよ!」

そうか、それは悪かった。それより体を揺らさないでくれ。こけるから。

「分かったわよ。それより早く漕ぎなさい。何か雨降りそうよ」

これが夕立というものだろうか。さっきまで快晴だったのに、今は厚い入道雲に覆われている。

これは雷とか激しそうだな・・・ 自転車は危ない。

「え・・・かみなり?」

何だ、雷を知らんのか? ピカって光ってゴロゴロ言うやつだ。分かるか?

「それぐらい分かってるわよ!

あたしが言ってるのは、雷が何なのかじゃなくて、ホントに雷が・・・」



ピシャァァァ!!!



うるせー!!!

腹に響くぐらいの音が鳴ったかと思えば、超強力な低気圧ほどの雨が降ってきた。

俺はともかくハルヒが雨に濡れるのはかわいそうだ。ひとまず雨宿りが必要だな。

俺は近くの公園の屋根つきベンチへと避難する。




・・




ベンチに避難し、雨は防げるが風が防げない。雷も絶好調に鳴っている。

そういえばハルヒがさっきから大人しくなっているが、一体どうしたっていうんだ?


ゴロゴロ・・・ バリーン!!!

耳が痛くなるほどの大音量。雷様はだいぶお怒りのようだ。

ここで1つ分かった事がある。ハルヒがさっきから震えている。

「どうした? 寒いのか?」

「ち・・ちがう・・わよ・・」

「泣いて・・るのか?」

「・・・・」

「そうなら早く言えよ。ほらっ」

俺が腕を広げると、ハルヒはすっぽりとその中に収まった。

誰も見てないことを祈ろう・・・

「怖いんなら初めから言えよ? 俺にできることは何でもするからな」

「うん・・・ありがと・・」

俺の腕の中にいるハルヒ。さっきから震えまくりだ。

なぁ雷よ。俺はこんなに震えるハルヒを見たくない。いいかげんどっか行ってくれ。



・・・
・・



何十分経っただろうか。

すっかり天候は回復し、綺麗な夕日が顔を出している。

「ハルヒ、大丈夫か?」

「うん、もう大丈夫。ありがとね」

「いやっ、礼を言う必要はないさ。じゃあ帰ろうか」

「待って! あんたこの後ヒマ?」

この後は家に帰って飯を食って寝るだけだからヒマだな。何かあるのか?

「あたしは借りを作るのが嫌いなの。今日はあたしがご飯作ってあげるから家まで来なさい!」

結局言われるがままハルヒの家にお邪魔することに。

ハルヒの飯ね・・・ 旨いんだよこれが。


・・・
・・




「はい、あたしの手作りなんだから残すんじゃないわよ!」

言われなくても分かってるよ。お前の飯を残すなんかとんでもないことだ。

「どう?」

「うん、旨い!」

正直な感想だ。普通に旨い。面白いぐらい旨い。

今まで食べてきた親の飯よりも旨い。満腹になった。HPが10増えた。元気度が40上がった・・・

「それよりさ・・あれどういうこと?」

あれ? あれって何のことだ?

「だから・・・ あたしの・・その・・・か・・・可愛い顔・・って・・」

憶えていたのか・・・ 頼むから忘れてくれよ・・

「・・何でもないさ」

「・・じゃあさ、あたしのことどう思ってる?  好き?嫌い?」

究極の2択とはこのことを指すのだろう。

だが、俺の答えは決まっている。そう、昨日から決まっていたことだ。

「好き・・だな」

「ホントに!?」

頼むから急に叫ばないでくれ・・ 心臓に悪いから。

「あぁ、俺はハルヒのことが好きだ」

「あたしもキョンが大好き!」

その後? その後は勝手に想像してくれ。

そうだな、ヒントを出すなら・・・ 閉鎖空間で・・・ってこれを言ったらバレるか。

で、なぜかハルヒの家でお泊まりすることになった。何で?

「団長団員の関係から、彼氏彼女になった記念なのよ。一緒に寝ましょう!」らしい。

いやっ、いいんだが、一緒の布団で寝るのはどうかと思うぞ・・

俺の精神ゲージがズタボロだ。メーデーだよ。

誰か薬草か復活草を用意しといてくれ。



「キョン、今日はありがとね。それと、これからもよろしく!」

俺の横にいるハルヒ。今まで見たことないぐらいの笑顔で話しかけてくる。

そうだ、俺はその顔が好きなんだ。これからもずっとその顔を見せてくれよな。


お終い

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この記事のコメント

マクレーン様……あなたはご自分のサイトであれだけ毎日良質なSSを更新されているのに、こちらでも書く余裕があるとは……恐ろしい人だ……。
ハルキョンワールドこちらでも堪能しました!
このSSのきっかけを作ったあしがら様もGJでした!
2008-04-10 Thu 21:36 | URL | 911 #-[ 編集]
>911さま
>マクレーン様……あなたはご自分のサイトであれだけ毎日良質なSSを更新されているのに、こちらでも書く余裕があるとは……恐ろしい人だ……。

私もこれは同感です。とんでもない能力の持ち主だと思います。


>ハルキョンワールドこちらでも堪能しました!
まだあともう1作品を頂戴してありますのでそちらもそのうちUPしようと思います。

>このSSのきっかけを作ったあしがら様もGJでした!
お褒めいただいて栄光であります。今後も受信量を維持し続けようと思います。
2008-04-10 Thu 22:12 | URL | 護衛艦あしがら #t12S.IDc[ 編集]

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